一年で最も寒さが厳しいとされる「大寒(だいかん)」。今年は1月20日
から2月3日になります。この時期は寒さが極まり、やがて春へと向かう
節目でもあります。
そんな大寒の頃、まさに旬を迎える海の恵みが——ナマコです。
🐚 寒ナマコ、味も栄養も“最高潮”
ナマコの旬は、まさに「寒」の時期。
特に水温が低くなる大寒の頃にとれるナマコは、身がキュッと締まり
弾力・旨み・栄養価ともに一年で最も高まります。
冬の海でたくましく育ったナマコは、
まさに自然がくれた極上の食材とも言える存在です。
🌿 昔から“滋養強壮”の象徴
江戸時代には、ナマコは「寒の薬」としても知られていました。
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身体を内側から温める
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食欲増進
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栄養補給
といった目的で食されており、特に寒中の養生食として重宝されて
きました。冬に食べるのは黒くてしょっぱい物が良いとされています
ので、正にうってつけの食べ物だと言えます。
📦 乾燥ナマコの仕込みも大寒の気候で
ナマコは鮮度が落ちやすいため、産地では昔から“寒の時期に乾燥加工する”
のが習わしです。
低温で湿度の低いこの時期は、雑菌の繁殖が抑えられ、質の良い乾燥ナマコ
が仕上がる最適な気候。
今も多くの産地で、大寒を挟む冬の時期に集中してナマコの加工が行われています。
大寒は、単なる寒さのピークではなく、自然と人の営みが調和する
貴重な季節です。
ナマコという冬の味覚は、そんな自然の厳しさが育んだ命の恵み。
寒い日々こそ体をいたわり、旬のものをいただいて、心も体も整えて
いきたいですね。