こんにちは。
今回は「なまこ × 漢方」の世界をご紹介します。
🧧 漢方の世界での「なまこ」って?
漢方では、なまこは「海参(ハイシェン/hǎishēn)」と呼ばれます。
「海に住む高麗人参」と書いて“海参”。
その名の通り、**滋養強壮・疲労回復・補腎(ほじん)**などに優れた効果を持つとされています。
🪄 なまこの漢方的な効能
中医学におけるなまこの主な働きは以下の通りです:
効能 | 説明 |
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補腎益精(ほじんえきせい) | 腎の働きを高め、生命力・性機能・骨の強化に寄与 |
養血潤燥(ようけつじゅんそう) | 血を養い、乾燥や老化によるトラブルに対応 |
健脾補気(けんぴほき) | 胃腸を助け、エネルギー不足を改善 |
通絡止痛(つうらくしつう) | 血行を良くし、関節痛や慢性痛の緩和に |
特に高齢者の虚弱体質・術後回復期・更年期の女性などにおすすめとされています。
🌿 他の漢方素材との相性
なまこは、以下のような漢方食材と一緒に使われることが多いです:
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クコの実(枸杞):目や肝を養う。なまこと相乗効果でアンチエイジングに。
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棗(なつめ):胃腸の調子を整え、甘味でなまこのクセを和らげる。
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高麗人参:エネルギーと活力UPの王道コンビ。
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冬虫夏草:肺と腎を補い、なまことの組み合わせで強力な補精効果を発揮。